当館が所蔵する中でも比較的小さなお雛さま。少し傾いています。室町雛から次郎左衛門雛へと雛の姿は少しづつ変わっていきました。このお雛はちょうどそうした雰囲気を持っているようです。奇しくも雛の底面に謂れを伝える文字が記されていたのです。 「文政五年(1822) 八十一才 女 同族無」250年より少し古いお雛さまかもしれません。(H19.2.8〜4.16「前田家伝来 雛人形雛道具特別展」にて展示)