このふっくらした端正なお顔をした雛も、次郎左衛門雛(基本的に武家は次郎左衛門雛を好んだようです。)ですが、これは12代奥方、隆子(真龍院)が御輿入れして最初の節句(1808)に夫君、齊広より贈られたものです。隆子は終生、大切にし、やがて子息、齊泰に託します。このいきさつが雛の底面に墨で書かれているという200年前のお雛さまです。(H19.2.8〜4.16「前田家伝来 雛人形雛道具特別展」にて展示)